車は日本において富の象徴であり、高級車に乗っていることが一番の誇りとなっている。 学生時代、東京にいるときに特に痛感した。 かっこいいスポーツカーの本場イタリアでは、 車はあくまでも交通の手段であって、ポンコツ自動車に乗っていても平気だという。 そりゃかっこよく生きたいから車もかっこいいのに乗りたいけど 車のために生きるのはごめんだ。 車は最大の消費物であり、数年乗ったら終わりだ。 車のために数百万苦労して稼ぐのは馬鹿らしいと思わないのだろうか? たった数年しかもたないというのに、後には何も残らないのだ。
私はバットマンのようなかっこいい車に乗りたかった。 それに近いイメージで、出来る限り安い個性的な車ということで 昔カーオブザイヤーに輝いた三菱ギャランにしばらく乗っていた。 丸くなる不人気前の型のごっついクジラ型タイプだ。 今のギャランもかっこいい顔だが、側面と後ろはやっぱり私の旧タイプの方がかっこいい。 ドアのごつごつした飾りがかっこよかったのだ。 20万キロ近く10年も乗り回して乗りつぶした。 故障が多かったが、まさに相棒と呼べる愛車だった。
今乗ってる車は5台目で軽自動車だ。 法律が改正され今の軽自動車は広く大きくなった。 荷物がたくさん載せられる実用的で個性的な車だ。 一目見てこれだ!と一目惚れした派手な車だ。 軽なら保険も高速料金も普通車より安い。 なんで車はそこまで高いのか? カメラもパソコンも何もかも安くなる時代に車だけ安くならないのはおかしい。 裏で悪巧み代官が笑っているかのようだ。おかしな世の中だ。 車しかない人生なんてつまらない。 車のために働くなんて馬鹿らしい。 車に金かけるよりもっと大切なことにかけるべきだと私は思う。 いや、車はもっと安くなるべきだし安くできると思う。
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