◆◇◆◇◆東日流徒然短歌エッセイ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
10.はじしらず
せかいをみならえ
にっぽんじん
むねにてをあて
こっかせいしょう
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サッカーのワールドカップにしろ、オリンピックにしろ、
いつも日本代表選手には幻滅させられることが多い。
韓国選手や南米選手のように、愛国精神が持てないものか。
自分の名誉や利益しか考えてない気がする。
胸に手を当てて、大きな声で勇ましく国歌を歌う
韓国選手にいつも私は感動する。
同じ若者でこうもちがうのは韓国に徴兵制があるからだろうか。
日本は平和と権利主張ばかりで腐れてしまったのか。
戦後、骨抜きにされてしまったとしか思えない。
日本サッカー代表のカズは外国でもまれてきたので
胸に手を当てて国歌を歌っていた。
美しい姿だと思う。
5千円札の新渡戸稲造(岩手出身の国際連盟事務局次長)は
名著「武士道」で、人間は戦争によって競って発明し、
切磋琢磨、進歩してきたというが
(もちろん戦争を肯定してはいない。彼は平和論者だ)、
命がけで、武士のように死を覚悟するくらいの気迫で行動すべきだ。
日本男児よ、男の美学というものをスポーツで見せてほしい。
1999年2月23日 作:安東秀衡
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