勝手にシンドバッドジョヴァペット飼育日記 2004年2月6日〜

●アンモナイト・スネイル 3月12日(金)

毎日この貝の成長に全力を注いでいる

おかげ様で全国のアクアプロショップから注文があり

在庫数が追いつかなくなっている

栄養ある様々な餌を1日何回も与えて水換えして

古代貝の水槽本数もどんどん増えている

グッピーと同居水槽なので

それだけグッピーの種類も増えているということだ

どちらも日に日に成長するのが楽しみなペットだ

アンモナイト・スネイルの縞模様は皆微妙に個体差があり面白い

3本のストライプから8本〜と数も違うし貝の色も違う

普通はクリーム色だがオレンジ色の親もいてとてもきれいなので

オレンジ色の子貝をたくさん作出したいと思っている

第1弾が2月に終了し第2弾も今日でだいたい底をついた

第3弾全国販売に向けてまた貝の養殖に力を入れたい


●飼育器具 2月28日(土)

夕方また小沢一郎市へ行った

グッピーの餌を買いに行った

おいおい自分ちで売ってるんじゃないかと思うけど

売り物に手を出したくはないし

器具問屋までガソリン代使うのも嫌だし

安くて自分ちに無い良品はライバル店で買ってくるのだ

気晴らしと情報収集も兼ねているんだけどね

青森で店を始めたとき隣県の器具問屋に世話になった

いやそれ以上に私はお得意さんとして数百万仕入れた

なのに義理も人情もあったもんでない

あまり仕入れなくなったらいきなり縁を切られた

世話なった彼は解雇されて新しい愛嬌の無い彼が担当になってたんだけど

そんな言い方は無いと思った

いつかまたお願いしますとでも言っとけば

また仕入れたろうに

私はだからその問屋から永遠に仕入れるつもりはない

確かに今の問屋より種類も豊富だし安いけど

私は裏切る人間と会社は大嫌いだし赦せない

商いは安いとかそんな問題じゃないと思う

だから仕入れられないちょっとしたものや新商品は近くの店で買っている

普通専門用品っていうもんは指輪だってブランド品だって

日用品みたいに売れない分けっこう儲け幅があるものだが

ペット用品は価格破壊が進みほとんど儲けがない

卸値が分かるから、あこれはひどく高い値段だ

これは安いわお買得〜と思いながら店を回って買い物してる

良き問屋にめぐり合いたいものだ

これって企業秘密だから開拓するの大変だわ


●餌付く魚は水中葉のごとき 2月18日(水)

問屋から来る水草は水上葉が以外と多く

水中葉が出てきて初めて水草と呼べる見られたものになる

そこまでが大変なのだ

枯れてきても途中であきらめたら水の泡、終わりだ

枯れて当たり前なのだ それは水上葉なのだから

最初から水中葉の水草を選んで買えば苦労しなくて済むわけだが

けっこう騙されるのだ

それと同じことが熱帯魚や爬虫類でも言える

餌付いていないペットを餌付かせるのは一苦労

大変の代名詞はヘビで言えば安くて人気のボールパイソン

ワイルドだからなかなか冷凍マウスなんか食べてくれません

ブリードものだって食べてくれないのが

真っ白人気ヘビのスノーコーンベビー

冷凍ピンクマウスを解凍してしっぽを刻んで血のにおいを嗅がせてやらないといけない

熱帯魚では肉食魚の餌代をいかに押さえるかがポイント

エサキン(金魚)やヒメダカばかりあげていては金がかかるし

動物愛護というよりペット殺しを毎日やっているわけで

できるだけ無駄な死を避けたい精神の人なら人工飼料に餌付かせる努力をするだろう

トカゲであれば生きてるコオロギから乾燥コオロギ、そしてできるなら人工飼料へ挑戦だ

ディスカスは金のかかるシクリッドだ

そのペナンの有名ブリーダーから来たグリーンブリリアントディスカスがやっと立ち直った

冷凍赤虫等の生餌なしの人工飼料を文句も言わずに食べてくれるようになり

どんどん元気にメタリックブルーの輝きを増してきた

水が合わず10匹中5匹が落ちてとてもがっかりしていた

しかし残りの5匹はもう元気だし

何と言っても高くて大変な冷凍赤虫無しでディスカスを飼えるなんて

私には奇跡に近い!それくらいの苦難の道だった

そして古代魚クイーンのピラルクもエサキンから人工飼料やクリル(乾燥エビ)に餌付いて

どんどん凛々しく成長している

あの神経質な魚がエサをねだるまでになついてくれるのは最高の幸せである

飼育方法は人それぞれだけど

古代魚だって例えば一番安いコイのエサだけで飼育している人だっているのだ

まあペットショップやっている人は儲からなくなるからそんなの勧めないけどね(笑)

とにかく栄養あるベストのエサとは何かを考えながら

できる限り合理的に(手抜きをしながら)科学的にペットを飼育していきたいと思う


●シルバー文鳥掃除、稚魚ゲット他 2月10日(火)

久しぶりにシルバー文鳥の2つのケージを掃除した

5回ぐらい文鳥が外に逃げた

ヒナまで元気に飛んで逃げた

いい運動だわ

だいぶ時間がかかった

とってもきれいになってすがすがしい

夜中眠れずしばらく水槽眺めていた

オールドファッションモザイクグッピー早くも30匹ぐらい稚魚が泳いでいた

この立派な模様のグッピーは10年ぶりぐらいの久々の出会いだ

100匹ぐらい群泳する光景を眺めてみたい

ピーコックシクリッドのメスを取り出した

腹が凹んでいるということは絶食して稚魚をまだ育てている証拠

口から吐き出させるとやはり稚魚がいた

たったの9匹だったが、久しぶりぶりの稚魚ゲットだ

ポピュラーな魚なんだけどあまり流通していない

オスが多くけんかばかりしている

よくその中で稚魚を守り通したわ

2匹のピラルクはだいぶ大きくなった

人口飼料にもなつきエサをねだるまでになった

大きく成長してほしい

大きくなったら青森の倉庫から150水槽を持ってくるつもりだ

もう一つ隣りの部屋が水槽部屋になるのはいつの日だろうか

早く暖かくなってほしい


●外国ブリードと国産ペット 2月6日(金)

鳥インフルエンザ等で話題になっている世界

人類の歴史は人間同士の戦争とウイルスとの戦いに尽きる

赤痢、結核、エイズ…次々とウイルスが動物や人に感染し猛威を振るう

鶏肉、牛肉、豚肉、その他何でもかんでも皆外国産ばかり

そこまで日本は輸入に頼ってばかりいたのか

確かに家畜は国産が高い

おいしいけど、もっと安くできる道があるように思う

ペット業界も熱帯魚は安い東南アジア産が大半を占め

爬虫類ならアメリカブリード、あとはワイルド個体が中近東やアフリカから来る

まだまだ国産はなぜか見下された存在になっている

熱帯魚の世界でも同じ種の魚が次々と全滅していく恐ろしい病気が多々ある

グッピーエイズはどうしようもない

東南アジア等の安い外国産グッピーは過半数がエイズに感染している

環境が変わって抵抗力が無くなるとすぐに病気が姿を現す

稚魚は生まれても尾びれが溶けて育たずにすぐに死んでしまう

いくらグッピーを飼ってもすぐ病気になって死んでつまんないや

と熱帯魚飼育を止める人が後を絶たない

ちょっと高いけど国産グッピーを飼ってみたら全然違うのに

国産グッピーもピンからキリまである

高いのはペアで1万以上もする

確かに大きくて広い尾びれも美しいがそんなのはお薦めできない

もっと安くていい国産グッピーが流通してほしい

5000円でも高い

3000円でも高い

2000円以下なら手が届くだろう

小さな専門店へ行ってごらん

980円ぐらいで自家産のお買得若魚グッピーが売っているだろうから

そんな貴重なペットショップに私もなりたい

もう病気だらけの外国産ブリードばかり扱うのは止めよう

自分で繁殖ねらうのはバカだ、儲けはないと言ってた店があった

ペットを単なる売り物扱いにしかしていないそんな人に店をやってほしくはない

私は大手輸入業者や問屋ばかり儲けるペット業界にもうんざりだ

小売店はあまりにも無駄なリスクが多い

これからはできる限り自分で繁殖させた質の高いペットを売り続けたいし

国産ペットの良さをもっと広めたいし

小売店同士の連帯・連携を考えていきたいと思う



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