マウスブルーダー アフリカンシクリッドの殖やし方
口の中で稚魚を育てるアフリカ、マラウイ湖シクリッドの魚の殖やし方を紹介します。
●マラウイ湖シクリッド(アーリーやピ−コックシクリッド等)稚魚ゲットの飼い方ポイント
・水質は弱アルカリ性。水温25度。底砂はサンゴ砂又は大磯。
・一種のみで飼うこと。一つの水槽に多種の魚を入れると落ちついて産卵できない。ハイブリッド(交雑種)を作らない。
・一番輝いているオスのボスを種親として一匹選ぶ。
・一夫多妻制なのでオス1:メス3匹以上で飼うこと。1:1では、メスがボロボロにされる。
・隠れ家となる岩等を入れてメスの逃げ場、オスのテリトリースペースを確保する。
・平たい岩を入れるとその上でオスとメスはクルクル回って産卵し、メスは卵をくわえる。
・なるべく60センチ以上の大きな水槽で飼う。餌は栄養価の高いものがよい。おススメは意外とランチュウベビーゴールド
アーリーハーレム水槽 シャープで美しいオス(ドイツ産フライエリ)一匹に 地味なメス十数匹を入れて飼っている水槽です。 メスは一ヶ月周期で卵をくわえるので 次々と稚魚がとれます。 |
口にどっさり卵をくわえているアーリーのメス 卵を産み落としオスが精子をかけると メスはすぐ卵を口にくわえ 一ヶ月近く絶食して卵を口の中で育てます。 まさに命をかけて稚魚を育てるのです。 メスの腹がへこんでいるのがわかります。 |
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久々稚魚とりに成功したコムプレシケプスのメス2世 二週間ぐらいしたら稚魚を吐き出させます。 メスのあごを押すと数十匹の稚魚が出てきます。 写真は、稚魚とりが難しいコムプレの 三代目誕生の感動シーン。 まだ小さいのによくぞ産んでくれた。えてる |
二年後のアーリー軍団120センチ水槽 自家繁殖したアーリー水槽です。 何匹いるか数えられません。 アーリーだけでも大小千匹近く飼ってます。 オスはメタリックブルーに色付きます。 最も輝いてメスにアピールするのがボスです。 メスは卵を育てるので敵に襲われないよう 稚魚と同じ地味な色をしています。 アフリカンシクリッドは素晴らしい魚です。 |
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プラキドクロミス・エレクトラの稚魚どっさりこ 成熟したメスは50から100匹もの稚魚を産みます。 久しぶりに55匹のエレクトラが生まれました。 出すのがちょっと早くまだ卵のう付きの稚魚です。 早く出しすぎてまだ頭やしっぽが出てない卵だと 人工薬水槽でかえそうとしても カビが生えて失敗に終わることが多いです。 もぐもぐ動かして酸素を送ってるメスの口の中が 稚魚にとって一番安全に成長できる世界なのです。 |
エレクトラかあちゃん、ご苦労さん 稚魚を全部出した母親と稚魚たちです。 優秀なメスは命がけで 稚魚を口から出そうとしないので、 全部吐き出させるのに苦労します。 神経質なメスは驚かせると 卵を吐き出したり食べたりします。 良いメスは毎月定期的に卵をくわえ、 他の魚にさんざんつつかれても卵を守り抜きます。 |
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産卵箱のアウロノカラ・チロチロモザンビーク稚魚 ピーコックシクリッド(ハンスバエンシィ)の仲間の 珍しい魚種の稚魚が運良く二回とれました。 他の魚に食べられないように 産卵箱でしばらく育てます。 小さい頃はオスメスわからないので 5匹以上まとめて買うのがコツです。 オスは一匹いればよく、 メスを数匹確保できれば稚魚とりは楽です。 |
順調に育つメイランディ・ソルファーヘッド稚魚 これもアウロノカラの珍しい魚種成功稚魚。 小さいメスなのに80匹も産みました。 オスの頭が黄色に光る人気種です。 大きさに合わた水槽に移し変えて育てます。 |