アンモナイトスネイル第1号の稚貝たち(約15ミリ 2004年2月)
2004年1月5日撮影〜 卵は次第に膨らんで成長した1ミリの稚貝が出てきます
水中のカタツムリ、4ヶ月でここまで大きくなりました。真ん中奥は親貝です
ずっと昔から飼ってきて、まさに古代貝・アンモナイトのごとく
逆境を乗り越え生き延びてきた貝を紹介します。
●名前:古代貝、ホルンスネール等と呼ばれ、日本の問屋、ショップ界で姿をプッツリと消えた巻貝。
どの熱帯魚よりも繁殖を繰り返し長生きしてきたその巻貝を
私は「アンモナイト スネイル」と名付け、本腰を入れてスペクタクルロマンブリードを再開した。
●大きさ:成体直径3〜4センチ以上。環境が良ければもっと成長すると思われます。
アンモナイトやオウム貝がタコやイカの仲間のように、この巻貝もそんな顔をしています。
3センチぐらいの触手をなびかせ、のっそのっそと移動する様は
マンモスのごとく迫力と威厳さが感じられます。
まさに水中のカタツムリに癒されます。
●水質:中性〜弱アルカリ性、25℃前後。
床材はガラス質の硅砂やアフリカンシクリッド用白砂等。サンゴ砂でもOK。
酸性に傾く水草&ビーシュリンプ用の砂やソイルはお勧めできません。
また細かすぎる砂(田砂等)も嫌いです。
酸性が強い水質ではすぐに死滅します。また低水温にも弱いです。
状態が悪い時はグッピー同様、塩を少々入れるのもいいと思います。
水質が悪化すると貝の美しい模様もダメになるので定期的な水替えが必要です。
●エサ:コケではなく水草をバリッと食べます。が、餌をきちんと与えれば水草をあまり食べなくなります。
好きなエサは沈むエサで、プレコやコリドラスのエサ、
またランチュウベビーゴールドなんか安くて栄養あっていいんじゃないですか。
基本的には何でも食べます。
ラムズホーン、ゴールデンアップルスネイル同様、残飯整理してくれる働き者です。
●同居魚:グッピー、アフリカンシクリッドでもOK。
スネイルを食べるフグのアベニーパファ、ナマズのクラウンローチ、シクリッドのトーマシー、
古代魚Pエチオピクス等はさけるべきでしょう。
また底を這う魚のコリドラスやプレコ等もお勧めできません。ストレスで成長が遅くなると思います。
稚貝は餌と間違えられてグッピーに突っつかれることもありますが大丈夫でしょう。
水草(ミクロソリウム、アナカリス等)をたくさん入れ、石や飾り等を入れるとよいです。
立体行動が大好きなので、見ていて面白いです。
●繁殖:石巻貝と違って純淡水で殖えます。
4センチ前後の大きな貝3〜5匹いれば互いにくっついて、そのうち産卵します。
環境、状態がいいと、上のように手当たり次第に卵を産みつけます。
水槽ガラスの隅面、エアチューブ、水草等、特に水流のあるところに産み付けます。
カエルの卵のようにカンテンに守られた2ミリの卵は10日前後で孵化。
1〜2ミリの小さな貝は毎日成長し続けますが、他のスネイルよりは成長が遅いようです。
2004年正月に残党3センチ6匹が久々1年以上ぶりに卵を産みました。
1箇所につき100個ぐらいを数箇所産み付けました(通常30〜50個ぐらいを数か所に産む)。
後日、どんどん産卵、孵化。
状態が良いので貝の色もきれいな飴色になり4センチに成長、以後産卵繰り返す。
●以前はアフリカンシクリッド(アウロノカラ類)と共に飼っても殖えました。
ただ、あまり水替えしなかったので良い環境ではなく、繁殖回数は少なかったです。
どっさりアンモを飼っていると、星になった臭い貝が溶けて水質をすぐ悪化させるので
水替えとエアレーションを怠らないようにします。
どんどん殖えていった古代貝たち〜千匹近く全国のショップやマニア宅に旅立ちました 水替え大好き!状態が良いとでんでん虫のように触手を出して動き回る
2008ジョヴァイエ・アンモナイト・スネイル飼育U アンモナイト・スネイルV
アフリカンシクリッド水槽と飼うアンモナイト・スネイル
★●ジョヴァイエペット写真館●★>◆ザリガニ・エビ・貝館>◆アンモナイト スネイルT>◆アンモナイト スネイルU>◆アンモナイト スネイルV
BY JOVANNI ANDO ◆サイトマップ
* ★