安東文学館

松尾秀蕉（安東）編
　　　教員時代に児童と共に修学旅行で詠んだ俳句（川柳含む）集

　１　天気が悪い出発前に一句　
　　風よ去れ　雨雲裂けよ　わが祈り

　２　一関バスの中で美しき桐の花を見て一句　
　　桐の花　心をよぎる　田野畑村

　３　仙台の街ケヤキ並木を見て一句　
　　うるおいは　ケヤキの小枝に　車社会

　４　仙台市科学館で一句　
　　燃えさかれ　桃のリチウム　緑の銅

　５　遊園地ベニーランド乗り物酔いでご愛嬌一句　
　　ぐえ〜わり　ベニーランドで　酔っちゃった

　　　　　青葉城跡の伊達政宗像


　６　静なる青葉城見学に遠くでこだまする救急車のサイレンで一句　
　　憧れと　現実混ぜて　仙台城

　７　塩釜市の聖なる神社で一句　
　　おごそかに　けがれを拒む　志和彦神社

　８　松島で感動のあまり一句も詠めなかった芭蕉へ遊覧船で一句　
　　何思ふ　孤島の海原　松尾芭蕉

　９　児童と夜間散歩で一句　
　　浜辺から　楽しき明かり　旅の宿

１０　松島ホテル石田屋でやっと寝かして一句　
　　時過ぎて　静まり返る　弥栄っ子

１１　大好きな松島水族館で一句　
　　熱帯魚　誰が着せたか　五色の衣

１２　松島自由時間で独りさすらう感傷一句　
　　昼過ぎて　潮風なでる　一人ヶ浜

１３　松島帰りのバスの中で、はるかおる一句　
　　陽香る　遠きに思ふは　島娘

１４　弥栄帰りのバスの中で一句　
　　弥次さんを　やさしく迎える　なだらかな丘


松尾廣蕉編〜同行された故長田廣雄校長先生作品から

出発前に一句　旅の朝　十九人の俳人　勢ぞろい

ベニーランドで一句　遊園地　子どもの悲鳴　こだまする

青葉城で一句　政宗公　静かに見下ろす　杜の町

松島で一句　　松島や　小雨にけむる　島のかげ

瑞巌寺で一句　いにしえの　武将のおもかげ　しのぶ寺

　　　　　　　　　　〜いつもおだやかで、児童たちを温かく見つめる先生の姿が偲ばれる作品です


児童編 I市立Y小学校６年生俳句作品


徒然短歌　�T　�U　�V　�W　�X　�Y　

Y小学校教員時代

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